自己肯定感と共依存について。
今回は、以前の記事に出て来た、自己肯定感と共依存について書いてみようと思います。
自己肯定感と共依存については、ネットで調べれば、いくらでも解説などを見ることが出来ますが、自分の抱えてる問題には、この解説は必要不可欠なんで、あらためて調べて、自分なりまとめてみました。
自己肯定感とは?
自己肯定感ってそもそもなんだろうって事なんですが、調べてみると、読んで字のごとく、自分を自分で肯定できる、する感覚、感情ということらしいです。
それでもよくわかんないので辞書を引くと、「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」と思える心の状態を言うようです。
対義語は、自己否定感。
自己肯定感が高い人、低い人
自己肯定感が高い人、低い人はどんな人なのかとまとめると
・自己肯定感が低い人
自分に自信が持てず、他人にどう見られているか気になり、他人の言動に過敏に反応してしまう。
・自己肯定感が高い人
心の受容が大きく、少々のことではめげず、意欲的に人間関係を築くことができる。
自分の行動や意見を自信をもって行うことが出来、自分なりの根拠や信念に基づいた行動等がとれる。
となるそうです。
なぜ自己肯定感に差が出るのか
調べてみると、自己肯定感の高い、低いってのは幼少期の生活、教育環境によって大きく左右されると考えられていているようです。
※どうしたら自己肯定感が高く育つかについては発達心理で様々書かれているので興味があったら調べてみてください。
そして、より生きていきやすいのは、肯定感の高い人で、大きな支障を抱えることになる可能性のあるのは、自己肯定感の低い人らしく、低い人は、場合によっては、大変な生き辛さを抱えて生きていく可能性があるらしい。
さらに、自己肯定感が低い人は、自分が生き辛さを持っていることすら理解していなかったり、何となく生き辛さを感じていても、その原因が自己肯定感に関係しているとは思ってもいない方がたくさん居るようです。
自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感が低い人は以下の特徴があるらしいです。
・物事をすぐに白黒断定しやすい。
・自分を責めやすい。
・いつも何かを心配している。
・自分をコントロールしようとする人に対して従順である。(あるいはひどく攻撃的である)
・欠点を指摘されたときに、自分の自我を守るため攻撃的になる。(あるいは、自分を責めすぎる)
・他人を尊重できない。
・余裕がないときにキレやすい。(あるいは、パニックになる)
・自信がなく、一人で生きていくことを不安がる。
・変化に弱く情緒的不安定に陥りやすい。
って事なんですが、
・ある人は自分の意志が持てずに人の意見に流されることで自己を保つ人になったり。
・ある人は自分の意志が正しいのか常に不安で仕方ないので、自分の意見を無理にでも押し通して何かにすがることで自己を保つ人になったり。
・自分より優れている人と自分を比べて劣等感に陥る人が居たり。
・自分より劣っている人を見下して自我を保とうとする人がいたり。
なんてように、自己肯定感が低い人はこんな人なんだって事は言い切れないし、人それぞれ表に出る性格は様々なようです。
いつもおおらかで、人に合わせるのが得意って人も、実は自分の意見を持てない、自己肯定感が低い人だったり、 一見自信満々で攻撃的なオラオラ野郎も、それは自分に自信を持てないからこその裏返しで、実は不安で仕方のない、自己肯定感の低い人の場合もあるって事なんですね。
自己肯定感が低い人の共通点
そんな多種多様な自己肯定感が低い人に共通している事は、依存がちって事。
人によって依存するものや人も様々だから、自分の評価を他人に依存していたり、 恋愛依存だったり、対人依存だったり、アルコールに依存だったり。
逆に、スポーツや、早起きや、仕事など、いい事に依存することだってあるから、依存は一概に悪いとは言えないけど、これが対人間になった時に共依存に繋がってしまう危険性がある、又は共依存しているから、自己肯定感が低い人になってしまう、なんて事になるらしいです。
共依存ってなに?
自己肯定感が低い人⇔共依存に陥りやすい
なんて事があるらしいんだけども、共依存って何だって事ですよね。
元々共依存というものは、アルコール依存者の治療から見つかったそうです。
治療が上手く行かなかったケースの内、依存を助長する存在が周囲にいる事が発見されて、依存者とそれを助長する人との関係が共依存と言われるようになったそうです。
わかりやすく書くと、共依存とは、人間関係そのものに依存するという依存症らしいです。
共依存の人ってどんな人?
共依存の人は、自分自身を大切にしたり自分自身の問題に向き合うよりも、「身近な他人」(配偶者、親族、恋人、友人)の問題ばかりに気を向けてその問題の後始末に夢中になる人。
そんな人たちは、「身近な他人」の取らなかった責任を一生懸命代わりにとり、その結果、現在の困った状況を、「身近な他人」が自力で解決する機会を与えず、困った状況をそのまま続けるか、さらに困った状況に陥っていく。
「身近な他人」は、大小様々な問題(アルコール依存や買い物中毒、注意力が無い、部屋を片付けられない等)のトラブルなどを抱えていて、問題を抱えている人達の側には、共依存者かならずといっていいほどいると言われている。
そんな共依存者が問題の後始末を一生懸命してくれるので、「困った人本人」は「困った状況」が「なんだかんだ言ってもなんとかなる」と無意識で感じていて、問題を解決せずにほったらかしにし、悪化させる。
そして実際には、どちらかだけが問題を抱えているケースよりも、どちらも何らかの問題を抱えているケースが多く、その問題と共依存が複雑に絡み合っている場合が殆どであり、自己が問題を抱えている、共依存であると認識していない場合が大半を占めるらしい。
共依存者の特徴
共依存の人の特徴もまた、人それぞれ違うようです。
・自らを犠牲にして他人を助け、世話するが、相手からの感謝を無意識に期待している。
・他人の行動、感情、考え方・状況・結果を変えようとコントロールする
・依存心が強く、一人でやっていけるという自信がない
・考え方、視野がせまい。社会・地域・自然などへの関心・貢献が薄い
・他人の目や意見を気にして、真実を隠して表面は何でもないように振舞う。
・コミュニケーションの技術に欠け、欲求をはっきり言えない。
・他人の問題や他人の愚痴ばかり話し、自分自身を主にした意見を言えない。
・他人の問題にお節介にも入り込み、他人が落ち込むと、自分も滅入ってしまったり、他人の気分を変えようと必死になったりする。
・自分と他人は考え方も感じ方も感情も違う個別の人間であるという自覚がない。
・他人のために行動しているのに報われないとなると、怒りや恨みがたまってくるのは当たり前のことだが、自分自身でその怒りを否定し、適切な怒りの表現ができない。
※急に爆発させたり、八つ当たりしたり、あるいは怒りを「恐怖」にすりかえて怒りを感じないようにする。
・今すぐ良い結果が出ないと気が済まず、せかせか動き回ったり余計な心配に気をもむ。
・他人の行動を長い目で見守ることができず、自分が今すぐコントロールしようとする。
・相手に問題があるのは、自分が何か悪い事をしたかのように思い込み、自分が努力すれば、また自分の欠点を直せば相手が良くなるだろう、変わるだろうと必死になる。
・疲れて相手から離れようと考えると「自分がいなければ」とひどい罪の意識に囚われる。
・黒白はっきりしすぎたり、自分が正しくて他人がまったく間違っているとか、または反対に全部自分のせいだと思い込んでしまう。
・いったん何かをやりだすと限度を知らず、または物事を1つも完成させることができずに、途中ですべて投げ出してしまう。
・相手が問題を起こすと憤慨し嘆くが、少し調子がいいと苦しかったことを忘れて相手を本当はとても良い人だと思ってすぐ許してしまう。
・相手を救おうとあがき、上手くいかないと相手を責め、それもうまくいかないと、相手のせいで自分はこんなにみじめだと被害者意識にとりつかれる。
ずいぶん長くなりましたが、これって自己肯定感が低い人と一緒で、共依存な人はこんな人だ。
なんて事はなく、人それぞれ、表に出る性格は様々なようです。
共依存に人に共通していること
そして、共依存の人に共通して言えるのは、自分に自信がないので他人に幸せにしてもらおうと思っていたり、自分の人生の目的や自分はいったい誰なのかがはっきりせず、自分を大切にできない、って事で、すべての共依存の問題は、ここから始まっていると言われているらしいです。
でもこれって自己肯定感が低い人の事だってお気づきですか?
共依存⇔事項肯定感が低い
って事はここから言えるんですね。
自分がここまで理解するのに何ヶ月もかかりました。。。笑
まとめ
ずいぶん長くなりましたが、こうやってまとめると、共依存者の特徴と自己肯定感の低い人の特徴が一致するのがわかると思います。
本当はもっと詳しく書きたかったんだけど、書こうとすると、この何倍も長くなりますので、この程度で。笑
今自分は、この自己肯定感の低さからくる問題を抱えているんですが、問題解決の対処法はちゃんとあります。
ただ、その為にはちゃんと気づいて自分と向き合う事が必要で、それは辛いことや苦しいことに向き合うことでもあり、エネルギーが必要なことです。
だから諦めちゃう人や、そもそも気づきもしない人がほとんだだって事実もあるんだけど、問題を抱えている人は、こんな良くないこと、そのままにしないでちゃんと気づいて欲しいなって思います。
もし、これを見て生きづらさを感じている人がいたら、自分のことを人のせいにしてないで、今からでも遅くないから見つめ直してみませんか?
すげー大変ですけどね。笑