DV加害者がDVと自分に向き合うブログ

ある日突然DV加害者となったkuroが、DVと自分に向き合い感じたことを、当事者の立場から綴ります。

ふと思ったこと

 通勤中の電車の中で読んだニュースの中に、生まれたばかりの赤ちゃんの記事があった。

 その記事を読んでふと娘が産まれた瞬間を思い出した。

 私は運良く出産に立ち会えて、生まれたばかりの娘を抱き上げることが出来た。

 元妻の破水から出産まで、ずっとそばに居ることが出来たのに、苦しむ元妻を見て、恥ずかしくて真剣に励ますことが出来ず、チャラけた私。

 なんて失礼なことをしたんだろうととても反省した。

 娘が産まれた瞬間、目に熱いものがこみ上げたが一生懸命こらえてしまった。

 あの時何で泣けなかったんだろう。

 今だったら思いっきり泣いて喜べるのに。

 今はその理由がよくわかったからこそ、過去が悔やまれる。

 これからは思いっきり笑って、思いっきり泣いて、思いっきり楽しもう。

 いつかそれを娘と共有することが出来たら良いなと本気で思う。

 無性に溢れてくるこの気持ち。

 娘に会いたいです。



 他で家庭築いて子供が出来れば、元妻との娘への気持ちは薄れるとか、もう忘れろとか真剣な顔で言う人達。

 それは私が振るってしまった暴力と何が違うんだろう。

 たまらなく寂しくて悲しい。

 でも、クヨクヨ考えてもしょうがない。

 まず大切なのは、自分に素直で居続けること。

とにかく、前向いて明るく楽しく毎日を生きて、出来ることを1つ1つ丁寧に積み重ねよう。